人?モンスター?

大森ヒロシの日々是笑進:ある、ホン - livedoor Blog(ブログ)

シニアグラフィティに出演されていた大森さんのブログで、気になる記事を見つけたので紹介します。(記事中で紹介されている本も気になりますね)

自分もほんとここ数年ずっと感じてきていることなんですけど、立場を利用して意見を押し通す、相手の気持ちを理解しようとする努力が足りない、つまり人と人が信頼して話し合いをすることができなくなってしまっているんじゃないかと思います。

一例としては「学校と親」という構図がありますが、身近なところでは「係員と客」というのもあります。
サービス業なら「店員と客」っていうのもありそうだけど。

ルールを提示されても守らない、注意されても聞く耳を持たない、それでいて相手に非があると思い込んだら容赦ない。
「モンスターペアレント」ならぬ「モンスターゲスト」とでもいいましょうか…。

なぜルールが存在するのか、なぜ注意する必要があるのか、そのことを理解しようとする前に自分の価値観だけで判断してしまう部分は「モンスターペアレント」ともかなり酷似しているように感じます。

もちろん、全てが全てそうとは限りませんし、客の意志を伝えることはとても大切なことですが、係員の気持ちを理解することもまた、それと同等に大切なこと。

日頃みんなに楽しんでもらえるようにどれだけ神経を使っているか、声を掛けるときどれだけ気を遣っているか、そういうところはちゃんと理解してあげてほしいです。

係員の方もお客さんに嫌な思いをさせるために仕事をしているのではありませんし、やむを得ずルールを提示しなければならない場面や、注意する必要に迫られることは多いでしょう。

そういったときは
自分の気持ちを相手が正しく理解してくれたか。
相手の気持ちを自分が正しく理解できたか。
誤解があれば冷静に誤解を解く。
そして互いに発言や行動に責任を持つ。

「客」だから「親」だから、言っていることが正しいなんてことは無いわけで、人と人が話し合っているんだということを念頭に置けば、立場を超えて相手を思いやる気持ちが出てくるんじゃないでしょうか。

「注意された→ムカツク」ではなく、「何か自分に問題があったかも」と思える心の広さを大切にしたいですね。

投稿者:misuken 2008年05月04日 01:10

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.heartproject.net/mt/mt-tb.cgi/806

Search