大切なことに気付かせてくれたメンバーに感謝

先日「Morning Days特別企画 6期メンバーPresents Story1 田中れいな・久住小春・光井愛佳・ジュンジュン in 伊豆」に参加してきました。
今回は直前に負担の大きな仕事を受け持ったため、実は出発当日の午前2時くらいまで行けるかどうかわからない状況になっていたため、荷物の準備もそのあとからはじめて、結局寝ずに集合場所へ出発。
いろいろ大変でしたが、とても楽しい時間を過ごすことができました。

まだ日常に余裕はないので、本当はツアーのレポートを書くつもりはなかったのですが、ツアーの最後にとても印象的な出来事があったので、そこだけは書いておきたいと思い、久しぶりに長文を書いてみました。

ある程度推測も含んでいるので、全てが全てではないですが、何かを良い方向に感じ取ってもらえたらなと思います。


>三島大社での参拝企画について
二日目のイベント、握手会も終わり、最後にメンバーがファンを乗せたバスをお見送り。
バスの車内ではみんなから「すごく楽しかった」とか「絶対に次も参加する」といった喜びの声で溢れていました。

その後バスは帰路へつくかと思われましたが、自分は一点だけ残る、とあることが気になっていたので自分はまだ「何かあるようだなぁ」と感じていたら、添乗員さんから「せっかくなので三島大社でお参りして帰ることになっています」とのアナウンス。

みんなでバスを降り、三島大社の境内に案内され、号車ごとに12くらいある集団が、建物の前に横長の長方形の形に並びました。
すぐにお参りは始まらず、ちょっと待たされている感じに。

すると、少し経ってから一部のファンから歓声が上がり、ファンが並ぶブロックの右後方からメンバー登場。
左側のにいたファンにはメンバーが見えなかったため「全然見えない」といった声が聞こえてきました。
メンバーは右側から回り込んで、建物の正面のほうに歩いてきたのですが、そのとき左側にいたファンの一部が隊列を崩し、正面に立つメンバーの横に来るような形になってしまい、後ろからもどっとファンがなだれ込んでいきました。

ひとまず、ここはその形で落ち着いて、参拝をすることに。
メンバーからファンを想う優しい言葉を掛けられ、参拝終了。

しかし、この後メンバーが帰ろうとしたところ、ファンの隊列はさらに崩れていき、右側にいたファン達はメンバーを囲うような状態、左側のファンは先回りしようとメンバーの帰って行く先の方向に走り出しました。

全力で走る人も結構いて(混乱を喜ぶような危険因子もいる)、薄暗い時間帯であったことも重なりかなり危険な状態に。(一般の参拝客の人も少しいました)
あっという間に隊列は大きく崩れ、混乱状態に近くなりました。

添乗員さんやスタッフさんがいろいろ指示を出してはいましたが、こうなっては時すでに遅しで、全く指示が通りません。
走り出すファンの心理状態は「こんな企画やるほうが悪いから(相手の側の責任だから)、走って当然」と言ったところでしょう。

自分はメンバーとは反対の左側にいたため、帰って行くときにどうなっていたのか詳しくは分かりませんが、ファンが殺到して囲まれていたので、かなり危険な状態であったように思いました。

その後、ようやくメンバーが見えなくなり、徐々に混乱状態は解消していったのですが、早々にあちこちからファンがこのサプライズに対する苦言を発しはじめます。

「こんなサプライズやらなければいいのに」
「混乱が起きるのは当たり前、完全にスタッフのミスだ」
「ここはDVDで完全にカットだね」

結構辛辣な言葉が並んでいたのは間違いありません。

しかし、このとき自分はふとあることに気付いていました。
今回のバスツアーは、全体的に企画自体をメンバーが考えていたという流れがあったこと。
そう、これほどリスクのある企画をスタッフさんが企画することがあり得るだろうかと?

その後、バスに戻ると、車内では降りる前の喜びの声はすっかり影を潜め、ため息混じりの空気に。
あちこちから落胆の声が聞こえてきます。

さすがにこの状況がまずいと思ったのか、添乗員さんが話して大丈夫な範囲で参拝企画のことについてみんなに話をしてくれて、後にバス車内で流すこのイベント用に用意されたラジオ番組で、メンバーが考えたサプライズ企画だということが分かるのですが(ラジオ内でメンバー自身が「スタッフさんに無理を言ってやってもらった」と言っている(^_^;))、それを知ってようやく車内は明るさを取り戻していきました。

その後は「先にメンバーが来ると周知すれば良かった」や「スタッフの仕切りが悪かった」等、メンバーをかばおうとする気持ちから、矛先はスタッフさんのほうに向いていたように感じます。
これもある意味メンバーへの優しさと言えるかもしれません。

スタッフさんには申し訳ない気持ちもありますが、ひとまずイベントが明るい感じで終われたので良かったと思います。


で、ここからが本題なのですが、この全体の流れを見ていて、とても大切なことがあるのではないかと、自分は思いました。
それは、メンバーから見えているファンと、ファンから見えているメンバーのそれぞれの意識の差についてです。

今回問題となった企画は、ファンから見たら無理なことは分かるのですが、メンバーから見ると可能と思えてしまう、この意識の差がお互いにあるということを認識しなければなりません。

普段のコンサートやイベントでメンバーの目に映るファンは、一体感があって仲が良くて、とても良い人達に映っているはずです。
だからこそ、メンバーはファンを信頼してスタッフさんに無理を言ったのではないでしょうか。
もちろん、"無理を言って"とあるので、スタッフさんからある程度リスクの説明も受けての上だったと推測されます。
メンバーがファンの事を信頼しているのに、スタッフさんが「無理無理」と冷たくあしらうこともできませんし(メンバーの心を傷つけるわけにはいかないため)、この点はスタッフさんも苦渋の決断だったと思います。

特に、当日スタッフとして現場に多くいるのは警備になれた係員ではなく、旅行会社の添乗員さんなわけで、そういった面からもかなりリスクの高い状況であったと言えます。

通常ならその警備体制で、そのイベント内容を企画しても通さないはず。(警備する側からNGと言われるのでは?)
ただ、今回はメンバーが企画するという趣旨と諸々が重なって通った、そう自分の中では分析しています。


ファンもファンで、メンバーが自分達をある程度理解してくれているから、「メンバーがそんな安易な企画を立てるはずがない」や「それをやったら混乱が起きることくらいは分かっていてほしかった」といった気持ちがあるかもしれません。
はたまた「人によってメンバーが見えないような不公平なイベント」をメンバーが考えたことが残念と思う人もいるかもしれません。

しかし、メンバーの真意はちょっと違う気がします。
近くで見えるとか、手が触れるとか、声を掛けられるとか、そういった次元のことは頭になくて、純粋に「いつまでもみんなと一緒に楽しい時間が過ごせるよう、みんなでお祈りしたい」という優しさから生まれたものだったのではないでしょうか。

その純粋な気持ちに応えられなかったファンにも責任はあると思います。


今回のことは、もしかすると少なからずメンバーにもショックな出来事だったかもしれません。
でも、決してめげずに今回の経験を糧にして、次の企画をまたメンバー自信で考えてほしいと思っています。
成長するために失敗はつきものですし、始めの一歩を踏み出さなければ次の一歩は踏み出せません。
メンバーが成長するためにファンがいるのですから、そこは信頼してほしいと思います。


ファンの多くは、メンバーとの距離が縮まることを良い事と認識していますが、安易に距離を縮めることは、お互いを傷つけることにもなりかねないので、ファンとメンバーが距離を縮めるためには、互いに良い面、悪い面、含めて理解することが必要ではないでしょうか。

メンバーとの距離を縮めるということが一体どういうことなのか、改めてよく考えてみるのも良いかもしれません。


>おまけ
神社の参拝イベントと、写真に書いてある文字と、イベント用に用意されたラジオ番組の内容から察するに、スタッフの方は矛盾が発生しないように複数のパターンを考えてギリギリの策を打っていたんだなぁと感心しました。

そして、批判の的になることを承知でメンバーの無理も受け入れてくれたスタッフさん達に感謝しています。

とてもとても楽しいバスツアー、ありがとうございました。


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投稿者:misuken 2009年11月24日 02:18

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