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辻希美：娘ならモー娘、息子ならウルトラマン　会見全文

テレビは録画し忘れてしまいましたが、毎日新聞の会見内容が全文載っている記事を見ました。
昨日このブログでも触れた謝罪については、冒頭と途中の記者の質問に答える場面で何度かあったようです。

謝罪をどのように受け止めるかは個々の考え方に大きく左右され、一つに集約されることはあり得ないので、一人一人の意見を尊重していくことが、全ての人にとっての最良の道ではないかなと思いました。

今回の休業につながることが、問題が無かったかと言ったらあるとしか言えませんが、子供を堕ろして仕事を全うすることもまた、問題があります。
何事でもそうですが、時間的な空間の中ではどんな手段を使って最善を尽くしても、すでに100%どころか50%も達成することが出来なくなってしまうことも少なくありません。
つまり、将棋の"詰み"みたいなものです。

"詰み"というのは不思議なもので、事が明確になる段階ではなく"詰み"が完成する瞬間にターニングポイントがあり、明確になった段階で時間をさかのぼることはできません。
今回のターニングポイントは二人が幸せな時間を過ごしたときだったのかもしれません。

日常という空間を過ごす上で、誰もが嫌な思いはしたくないと思っているはずですが、人間は完璧ではないのでときに判断を誤ります。
そのとき、運良く取り戻せるときもあれば、運悪く思い通りに行かないこともあるものです。

決して擁護するわけでなく、否定的に捉えている方の意見を尊重するとした上で書きますが、本人達の想定外であっても、判断を誤った段階で詰んでいたかというとそうではありません。
例えば、偶然にも5月以降のお仕事に重要な物が無かったとしたら、もっと幸せいっぱいの結婚になっていたはずです。
もちろんその逆になる可能性もありますが、"詰み"というのは相対する物が完璧(理論値)でなければ、とても流動的なもので、平凡なフライを打ち上げても、捕られるまでは試合は終わらないといった一面を持っています。
強いて言えばターニングポイントとは先に決まったものではなく、後になって分るものと言えるでしょう。

今回の件も、本人達の言うことを信じるのであれば、真面目にお付き合いをしていて、一人暮らしもして、お料理も勉強して、プロポーズもあって、双方のご両親からの了承と双方の事務所からも了承を得て、ちゃんと仕事をこなして、来年に結婚する予定だった。
これらの一連の行動は客観的に見ても最善に近いものだと思います。

「できちゃった婚への批判」「強引に結婚する手段」「周囲への影響の問題」といった意見もありますが、ここまで自分達の幸せを大切に育て上げてきて、故意にリスクを負うことは考えにくいと言えます。
油断があったのかもしれませんが、判断を誤った部分に関しては明らかに反面教師として受け止めるべき事象。
しかし、それ以外の部分に関しては、決して間違ったことではなく、後輩などが恋愛や結婚を経験していく上で見習うべき部分も多いのではないでしょうか。
これは決して勧めているわけではなく、本当に大切な人が現われたならば、それを守るためにどうすればいいのかということです。

今回は一つの判断を誤ったことで、お仕事の面で多大な迷惑をかけてしまい、100%の幸せとは行きませんでしたが、それでもしっかりやってきた部分があったから、大きな物を失わなくて済んだとも言えるかもしれません。
決して悪い意味で言うわけではありませんが、この言葉にはもう一つのこととても重なる部分がありますね…。

最後になりますが、辻さんのお仕事の関係で迷惑を受けた方々には、事務所の方々が対応してくださっていることと思います。
辻さんをずっと応援してきたファンとして、今まで数々の楽しい思い出をいただいてきたのに、何もできなくて本当に申し訳ありません。
現段階ではどうやらハローのメンバーとして休業することになりそうなので、辻さんのファンは事務所に感謝ですね。

辻さんの空けた大きな穴を、ほんのわずかでも埋められるように、ハロプロのメンバー、そして事務所を今後も精一杯支えて応援していきたいと思っています。

それでは"たーくん"と"のんたん"と"お腹にいる赤ちゃん"末永くお幸せに。