意見をすることとは

ハロプロに起こる問題の中には、双方の主観がぶつかり合う一対一の関係になることが非常に多く、よほどできた大人同士でない限り物別れに終わりますが、話を物別れに終わらせないために、第三者の存在が必要であることを、自分のハートプロジェクト。netの活動上の経験から学びました。
自分が間に入ったことも、人が間に入ってくれたこともありました。

みんなが仲良くやっていくためにどうすればいいのか、そこから下ってくれば、なぜそうやって人に気を遣ったり、意見の合わない人の話をあえて聞いたりする必要があるのか、なぜ苦しんでまでそういうことをするのか、そこがいかに重要か分かっていただけると思います。

主観と主観のぶつかり合いには、お互いの気持ちを理解してあげたり、お互いの気持ちをお互いの温度に合わせてあげる人がいなければ、温度差は広がる一方で、自分には関係ないとか、そこで自分の主観を前面に出して「肯定」や「否定」に終始しても、何一つ溝は埋まりません。

この溝はファン同士もファンと事務所の関係でも同じ、もしかしたらメンバー同士でもあるかもしれないけど、それが良いことだとも、現状が良い状態であるとも僕は全く思いません。
メンバー同士が不仲だったらファンは悲しいけど、それは逆も一緒です。

とにかく最も重要なことは、批判的な内容や問題点を指摘するにも、相手が理解できる言葉で、対象となる事象を寸分の狂いもなく適切な形で切り出して言葉や文章で表現すること。
これができれば相手の人はちゃんと受け止めてくれます。

感情に左右されて適切な形で切り出せなかったり、言葉や文章に置き換えるときに余計な物が混ざってしまったり、物別れや後味の悪い終わり方をしたときには必ずそういった部分が関係しているものです。
例え相手がどんなに剛速球を投げてきても、必ず相手が受け取りやすいボールを返してあげる。
相手の心の変化が起こるまではそれを続ける。
信頼とはそうやって築いていくものなのではないかと思います。

意見を言うということは、相手に意見を受け止めてもらって初めて成り立つこと。
意見を受け止めてもらうということは、相手にとって自分が信頼できる人間であること。

だから、自分は自分の意見は持っていたとしても、相手との信頼が途切れない関係を保とうとします。
相手との信頼を守ることが、自分の意見を伝えることだったり、相手を動かすための一番大切なことなんです。

投稿者:misuken 2007年08月27日 00:43

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