ハートプロジェクト管理人のブログNEO!

やっぱりこの内容って、とても重要な感じがするので今一度問いかけてみます。
先日「え〜！！」の意味を教えて！という記事を書いたばかりですが、GAMコン6/16昼の公演のMCでまさにそんな場面が二回もありました。

まずは、美貴ちゃんが娘。を辞めたことをファンに謝罪しているときです。
今までの公演と同じように「ご存じの方もいらっしゃると思いますが(省略)・・・モーニング娘。を辞めることになりました」と言うと、会場の一部から微かな声で「ぇ〜」と聞こえてきました。
さらに、それに釣られたように何人かが心無い言葉を浴びせたようです。
そして、誰かが発した言葉に対し、会場から多少の笑いまで起きてしまいました。

人が人に真剣に謝るとき、それを受け取る側というのはどのような態度で向かい合うべきなのでしょう？
心から謝ると言うことはただでさえ辛く、それも大勢の人の前で行うと言うことは並大抵のことではありませんよね。
そんな辛い状況をより辛くするようなことをして、何が満たされるのでしょうか…？
その後、とても喋りにくそうに続きを述べる美貴ちゃんを見て、とても不憫に思いました。

リピーターの多いハローでは、すでに何回も同じ言葉を聞いているファンも少なくないと想いますが、今回の謝罪に限らず同じことを何度も聞くと、慣れたり、飽きたり、緊張感が薄れたりすることは今までにもありました。

しかし、どの公演であっても、そのツアーを初めて見に来るお客さんはたくさんいますし、そういうお客さんのために毎回同じ気持ちで謝罪の言葉を述べているわけですよね。
そのことについては、そうあるべきですし、美貴ちゃんも最善の努力を行っている。
そこに水を差すのはファンのすることでは無いと思います。

そして、もう一回は、亜弥ちゃんがソロで歌う前のMCのところ。
「好きすぎてバカみたいを歌います」って言ったら、会場からさっきより大きい「え〜！」という声が出ました。
これに対して亜弥ちゃんは「え〜じゃないでしょ！？え〜じゃ」「イエ〜イ！でしょ」って言い返していましたが、内心を考えるとすごくかわいそうでした。
亜弥ちゃんは以前にもファンのふざけた「亜弥様〜」といった声に対して「いい空気ぶち壊さないでくれる」って言ったことがありましたが…。

ファンが歌うカラオケと違って、メンバーは歌に気持ちを込めてファンに届けてくれるわけです。
今から一生懸命心を込めて歌おうと思っているところで、「え〜！」とか言われたら、悲しくなりませんか？
お料理に例えれば、みんなのために一生懸命心を込めて作ろうとしたのに、料理の名前を言ったら「え〜！」と言われるようなものです。

たしかに、あの曲は去年様々なコンサートで毎回やっていましたし、正直嫌いではないけどたくさん聴いたから、最近聴いていない他の曲を歌ってほしいという気持ちがファンにあることはわかりますが、あの曲が選曲された理由は単純明快で、亜弥ちゃんがMCでも言っているように、今回のツアーは「GAM」がコンセプトであるため、アルバムの曲が中心になっています。
その中で、みんながより多く親しんできた曲を選んで、確実に盛り上がること、つまり間違いがない大黒柱的役割を担っているわけです。

結果的にその役割を十分に果たしていますし、亜弥ちゃんも初日公演のファンの反応を見ていろいろ察してくれているから、当初と比べてより盛り上がるように、みんなの気持ちに訴えかけるような言葉やパフォーマンスをしてくれている。
とっても優しいじゃないですか。
こういう気持ちを理解していれば、あの場面で絶対に「え〜！」なんて言えないと思うんですよ。

お料理に例えるなら、新しい味が次々に出てくる中で、安心して食べてもらえるお袋の味として、みんなが食べ慣れた定番メニューを出してくれていると言ったところでしょうか。
「またこの料理か」と思うかもしれないけど、食べたらやっぱりおいしいんです。

「え〜！」についてとっても長々書いていますが、決して「え〜！」自体を否定しているわけではありませんよ。
「え〜！」というツッコミによって、会場全体の空気が明るくなったり、メンバーも「ナイスツッコミ」と言いたくなるようなより楽しくなる場面もありますし、的確な「え〜！」はハロプロファンのいいところの一つだと思います。
拍手や手拍子だって同じで、空気の読めない拍手や手拍子をされたらコンサートは良い物にはなりません。

コンサートを良くしよう、楽しくしようということを目的にエッセンスを加えると味を引き締めますが、ツッコむことを目的に何でもかんでも突っかかるというのは、片っ端から調味料をぶち込むようなものです。

それではおいしい料理は食べられませんし、料理を作ってくれた人にも失礼になってしまうので、ファンもメンバーも気持ちを一つにして最高に楽しいコンサートを味わいたいですね。