企画サイトが抱える問題点

一応前置きとして、僕はれいなのことが嫌いとかそういうことは無いので誤解無きようお願いします。

では、本題です。
語り継がれる物語
田中れいな聖誕祭サイリウム企画に反対する!

今日このような記事を見つけました。
管理人の司馬さん勇気ありますね。

僕も最近のサイリウム企画にはいろいろ思うことがありまして、会場責任者の方ともファンの行なう企画というものについて半年以上、話し合いを行なっています。

その中には普段ファンの間では全く考慮されていない問題や、イベントに影響を与えるだけの大きな責任についての私設企画責任者の在り方など、多岐に渡る内容が含まれます。

先日も熱い気持ちと冷静な判断で後藤さんのツアーFINALのサイリウム企画について触れましたが、結局あの後、企画サイトを立ち上げた方は体調不良を理由に姿をくらましてしまいました。
企画自体は成功と言える物だったのかもしれませんが、何か嫌な物が残ってしまいましたね。
結果論にはなりますが、敢えて何もしないことも、一つの選択肢だったように思います。

さて、話が戻って今回の田中さんのサイリウム企画ですが、個人的に気になる点として挙げさせていただくと。
・企画サイトで肖像権侵害
・非公式サイトであることの明記が無い
・"Copyright(C)"や"All Rights Reserved."つまり、画像も含め権利は全て我々にあると宣言している
・企画について事前に主催者に許可を取っているかが明記されていない
・管理人や私設企画責任者が誰か分からず、責任の所在がはっきりしない
・掲示板がないので意見できない
・メールアドレス等の連絡先がないので連絡が取れない

メンバーの大切なお誕生日の企画なのですから、もう少し慎重に進めていただけたら、より多くの方からの賛同が得られるような気がします。
企画を強引に進めてしまうことに賛同できない方や、不快に思う方もいらっしゃいますからね。
もし、そういう方々の気持ちより、メンバーへのお祝いを優先したとしても、たしかにメンバーには喜んでもらえるとは思いますが、素直に喜べないファンの心境を考えると、メンバーも内心は複雑かもしれません。

良い物を良いまま維持する努力も、メンバーへの思いやりだと思います。
私設企画の重みというのは、そういうところから生まれてくるのではないでしょうか。

とにもかくにも、当日はみんなにとって良い日であることを祈ります。

>追記
記事を書いた後に気付きましたが、司馬さんはこの後企画サイトの管理人さんと話し合いを行なって、企画に賛同されているようですね。

投稿者:misuken 2007年11月06日 02:19

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コメント: 企画サイトが抱える問題点

古い日付の日記へのコメント、ご容赦下さい。

文中で触れられている、後藤真希さんのファイナル企画に、当方のブログも賛同していました。
この手の企画が立ち上がる度に、自分では何のアクションも起こさないにも関わらず、
「後出しジャンケン」でダメ出しをしたり、冷淡な反応を示すという、ファンの方々の“度を超えた冷静な反応”が個人的には看過できないので、
余程無茶なものでなかったり、空気が読めていないもので無い企画については、
意図に大きな疑問を感じない限り、私はその企画に賛同する事が多く、
後藤さんの企画も、個人的に企画者さんの“熱い思い”に応えたくて、賛同していました。
もっとも、今回の場合は少々、普段以上に感情に走ってしまった部分もありますが・・・。

・・・ただ、時間的に、マンパワー的に、コミュニケーション的に、あらゆるものが不足していた企画だった事は否めず、
ライブ当日も、誰一人現場で告知している人がいない中で、おおむね成功とみなされる結果が出たことは、奇跡としか言いようがありません。

果たして、何もしない方が良かったのかは、正直に言って難しいです。プロセス、その過程での様々な反応、そして結果を見てきた者としては。
ただ、直接企画に携わっていたわけではないのですが、企画内容を勝手に周知をして、
企画に賛同したブログの管理者として、ある種の責任を感じて、重い気分になったのは、今回が初めてでした。
ミスケンさんが文中で指摘されている事(肖像権、責任の所在等々)については当然の事として、
今後は私も、企画内容も十分吟味した上で、そして、極力感情に走らずに、賛同するか否かを判断したいと思います。

投稿者 ひろひろ : 2007年11月10日 13:11

>ひろひろさん
コメントありがとうございます。

企画の趣旨や、無茶であるか、空気が読めているか、企画者の熱意(偽装は簡単にできる)といった点は、気持ちや主観の部分が大きいので、個人的には二番目の条件なんだと思っていて、一番目の条件というのは、企画者の普段の活動(身元)がはっきりしているか、企画者と連絡が取れるか(フリーメアド等で信用してはダメ)、関係者との連絡は取っているか、募金を行なおうとしていないか、肖像権侵害が著しくないか(フライヤー等も重視)など、その企画自体が潜在的にどれくらいのリスクを背負っているかということになります。

リスクを背負うとはどういうことかというと、鉄骨の入っていない建造物と同じで、地震への耐久力が無く、最悪風雨でも崩れる可能性があるということ。
企画サイトの掲示板では必ず様々な問題を指摘してくる方がいますが、それによって企画自体の放棄や頓挫、対立、荒らし等に発展する可能性があります。
例えば「肖像権侵害している」としつこく追求されたり、それが元で荒らしの攻撃対象になったりしたら、自分達の非を認める以外に逃れる術はありません。
出禁にしたら炎上する可能性もありますし、そうなれば企画自体のイメージが悪化して、みんなが嫌な思いをするだけです。

ジャニ系や他アーティストのファンサイトでは、肖像権侵害は荒らしの対象になるので、リスクを負うほうが悪いという認識が定着していますが、それが平和に安定してファンサイトを運営できる方法だと知っているからでしょう。
世の中にはファンだけでなく、アンチもたくさんいますし、穴が多いということは、それだけ危険を伴うことでもあります。

実際問題、一番目の条件を満たすような企画サイト自体が今のところほとんどないので、自分としてもなかなか賛同する機会も無いのですが、それだけ現状の企画サイトがリスクを抱え込む流れになっていることを重要な事だと位置づけ、書きにくいことであっても、こうやって記事に書いたりするようにしています。

また、少し違った視点から見ると、せっかくの大切なコンサートで、メンバーは一生懸命パフォーマンスをしたのに、ファンが企画がうまくいかなかったことで楽しめなかったとしたら、どうでしょう。
メンバーからすれば、ファンの気持ちは嬉しいと思いますが、せっかく自分のコンサートを楽しみに来てくれたファンに十分満足してもらえなかったということになってしまいますから、リスクを負ってまで企画をやってほしいと思わないのではないでしょうか。(リスクを負わずにやってくれたらすごく喜んでくれると思います)
でも、今まではなんだかんだで結果だけ見れば企画が成功してきていますし、少なくとも、メンバーには良い思い出になっているわけで、過去の物に関してネガティブに考えるのは良くないと思いますよ。

あとは、気軽に企画を立案、賛同していく風潮が、何らかの問題を抱えていることに気付き始めている人はたくさんいると思うので、良いものにリスクを加えず、良いままで安心して進めていけるようになったらいいですね。

投稿者 ミスケン : 2007年11月11日 20:22

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